オーラ!!
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ポルトガルのポルトで新年を迎えました。
29日の夜到着。元旦の今日までずーっとお天気に恵まれました。
リスボンへは行った事が有りますが、ポルトは今回が初めてです。
日本で有名なポートワインの産地です。

ヨーロッパ大陸の中に有るポルトガル、
スペインの延長だから時差が無いと思いきや、
1時間の時差が有りました。
カウントダウンはフランスよりも1時間後です。
年末なので、ファドを歌う歌手はお休み。
残念ながら、街頭で流れる曲に耳を傾ける事となりました。
哀愁漂うメロディーは、アルゼンチンタンゴに通じる所が有り
日本人の心にも沁みるのではないでしょうか?!

ホテルは街の中心、部屋が幸運にもアップグレード、
「エンリケ航海王子」(フランシスコ・ザビエルを日本に派遣した人物です。
この人がいなかったらカステラは無かったかも?!)スイートに泊まりました。
超ラッキー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
リビングが2つも付いていて、アッチコッチにソファーが。
どれに座っていいのでしょうか?
ベッドは天蓋付き、気分はお姫様(*^o^*)
広々としたバスルームは黒っぽい大理石、
金の額縁の鏡や、絵がやたらに掛かっていて、
貴族の気分をタップリ堪能させて頂きました。
古くからあるホテルでエレベーターは、鉄飾りの美しいドアを自分で開ける旧式のタイプ。
中には、布張りのシートが有り、プリティーウーマンの世界です。
夜の街に繰り出したら、市庁舎前には巨大な電光ツリー。
ここかしこに、クリスマスのイルミネーションが残っていて気分満点です。


翌朝は、アズレージョと言うブルーの絵柄のタイル飾りで有名なベント駅へ。
電車の始発駅で、思ったより小さかったけど、駅構内は素晴らしい
青の絵タイルで飾られていて、ポルトガルに居るのを実感します。

建物はフランスやスペインでもお目にかかりますが、
アズレージョはポルトガル独自の文化です。
外壁までタイルで飾るのは、ポルトガルだけではないでしょうか。
タイル装飾で有名なスペイン南部は、多色使いが多いです。
街は坂道が多く、レトロな市電が現役で走ってます。

ガイドブックで紹介されている所は何処も人が一杯!!
マジェスティックというカフェ、
世界で最も美しい本屋ベスト10に選ばれたという本屋。

こういう所は適当にパスして、郊外の魚河岸区にシーフードを食べに行きました。
遅いお昼なので(大晦日の3時過ぎ)もう駄目かなと思ったけど、
バスを降りたら、バーベキューの煙が上がっている所が見えたので
脇目も振らずにそちらに一目散。
黒服のオジさんがまだ食べらるよと招じ入れてくれました。
あー良かった。
イカのオリーヴ・オイル焼きとシーフード・ライス、
魚の炭焼きも頼もうとしたら、多過ぎるから辞めといた方が良いと言われ断念。
つまみの黒オリーヴは丁度良い塩加減で、お替わりをしてしまいました。
イカは蛍イカででしょうか、オリーヴ・オイルタップリでプリプリと新鮮。
シーフード・ライスはコレまた新鮮な、海老とアサリが沢山入っていて、
出し汁が効いたスープでサラッと仕上げたおじや風。
熱々にコリアンダーが効いて、日本人好みの味です。
御飯はスペインもそうだけど、サラッとした味付けで
本当にどこに行っても美味でした。

いよいよ大晦日、市庁舎の前のカウントダウンに行く予定でしたが、
毎日歩き廻って猛烈な睡魔だったので、こちらは諦めました。
それでも、外の喧騒と興奮がホテルの中にも十分伝わってきます。
0時、花火の音が聞こえ、テラスのカーテンを開けたら、
窓一杯の花火の連打、部屋に居ながらにして年越しを満喫できました。
ポートワインで新年の乾杯をしました。
今朝、エアポートに行く道すがら見るのは、
昨日の祭りの後に残されたシャンパン・ボトルの山、山、山。
日本とかアメリカだったら缶ビールだろうなぁ!
と変に感心。
マルセイユに到着したら、フランスも晴天で今年も良い年になりそうです。