花の都パリは、誰もの憧れ。
http://cosmedefrance.com/shopdetail/000000001376/
南仏の田舎に住んでる私としては、
地方の良さを声を大にして説くけど
きらびやかなパリにはどうも分が悪いのです。
ところが、南仏生まれで世界に名を馳せるブランドが有りました。
ロクシタンです。
ロクシタンとはフランスを含めた、イタリア、スペインの地中海沿岸で
話されていたオック語の事です。冠詞が付いてロック語になります。
中世の頃、宮廷を渡り歩いた吟遊詩人たちが
この言葉で色々な詩歌を伝えています。
オクシタニと言えば南仏地方の事です。やっぱり冠詞がつくとロクシタニです。
創業者のオリヴィエ・ボウサンは南仏らしさをコンセプトにする為
敢えてロクシタンをブランド名としました。
住んでみると分かるのですが、
ロクシタンカラーの黄色やオレンジは
南仏の太陽、ひまわり、土の色。
ブルーは雲ひとつない空の色。
紫は勿論ラベンダーの色です。
70年代、23歳のオリヴィエが土地で採れるハーブを使って抽出したオイルを
ローカルのマルシェ(市場)で売り始めたのがブランドの始まりです。
化学畑の友人イヴが参入、自然の成分を使った製品を市場に送り出します。
80年代、アフリカのブキナ ファソでシアの木に出逢い
シアバターを保湿成分として配合するアイディアを得ます。
シア・シリーズの誕生です。
http://cosmedefrance.com/shopbrand/009/002/X/
コルシカ島に咲いているイモーテルもこの様にして、成分に配合されました。
http://cosmedefrance.com/shopbrand/009/001/X/
順風満帆に見えるオリヴィエの事業ですが、
実は90年代に倒産の危機に瀕します。
その時にオーストリアの実業家が参入して、企業を建て直しました。
以前、私が読んだ記事には、この実業家が化粧品パッケージの専門家で
ロクシタンのリルッキングを行ってから、大幅に売り上げを伸ばしたと有りましたが
今探して見たらどこにも出てきません。
ただパッケージは本当に可愛くなり、値段も手頃なので
こちらでもギフトとして喜ばれています。
プロヴァンスの香りを世界中に広めたロクシタン
現在は世界中に2000件ものブティックを保有する
大企業となりましたが、
創業者オリヴィエのプロヴァンスの素晴らしさを
世界に配信するというコンセプトは今日も生き続けています。
私も微力ながら、「プロヴァンスは素敵だ」を皆様にお贈りいたします。
ア ビアン ト
(それではまた)
http://cosmedefrance.com/shopdetail/000000001376/
由香梨